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2025.08.25
小物精密部品の射出成形における注意点
小物精密部品の射出成形は、一般的な射出成形とそんなに変わらないように思えますが、特有の注意点が存在します。当記事では、そんな小物精密部品の射出成形における注意点をご紹介します。
射出成形とは?
射出成形とは、プラスチックなどの材料を加熱して溶かし、金型の中に高圧で注入(射出)し、冷却して固めることで製品を作り出す成形方法です。まるで注射器で液体を送り込むように見えることから、「射出」成形と呼ばれています。
小物精密部品の射出成形における注意点
小物精密部品の射出成形では、その製品サイズの小ささゆえに射出容量が非常に小さくなります。これは、成形機が持つ射出能力に対して、実際に射出する樹脂量が極めて少ないことを意味します。例えば、一般的な成形では、成形機の設定である程度の調整が可能ですが、小物精密部品においてはその調整幅が非常に限られています。
射出容量が小さいという特性から、小物精密部品の成形では成形機の設定よりも金型構造が圧倒的に重要になります。金型が適切且つ精密な構造であればあるほど、安定した品質の製品を効率的に量産ができます。つまり、小物精密部品の射出成形においては、金型設計・製作が何より重要といえます。
この部分を考慮できていないと、金型が完成しいざ成形してみると、予期せぬ形状不良が発生したり、安定した生産ができなかったりといった問題が顕在化することがあります。
ジュラロン工業では、このような小物精密部品の射出成形における問題を解決するため、当社にて製品設計から金型構造の設計を行った上で、協力会社と密にコミュニケーションをとり、金型の製作にあたっています。
小物精密部品の射出成形ならお任せください
いかがでしょうか。当記事では、小物精密部品の射出成形における注意点とジュラロン工業の取り組みについてご紹介しました。小物精密部品の射出成形でお困りでしたら、ぜひ一度ジュラロン工業へご相談ください。長年の経験と技術力で、お客様の課題解決をサポートいたします。
ジュラロングループについて
ジュラロングループは、日本本社を中心に、ベトナム・香港・中国に拠点を展開し、
エンジニアリングプラチックを主体とした精密部品の開発・製造・販売に加え、
光学設計・レンズ成形、超精密金型および部品の加工/製造を行っています。
下記WEBサイトにて情報を発信していますので、ぜひ当社の取り組みをご覧ください。